CASE TOKYOでは、1年ぶりとなる村越としやの展覧会を開催いたします。本展では、これまでに出版された11冊の写真集、共著やカタログと合わせ、過去の作品13点を展示いたします。福島県須賀川市出身の村越としやは、東京に拠点をおきつつ、2006年以降故郷を被写体に選び、静謐でありながら力強い風景の中に、そこで過ごした自身の記憶をなぞるように継続的に撮影を行っています。地元を写し撮ることが「自身の生まれ持ったモノやコトを削りとり、最後に何が残るのかを追求する」ことであると話す村越の作品群を、この機会に是非ご覧ください。

Artist

村越としや Toshiya MURAKOSHI

1980年福島県須賀川市生まれ。2003年、日本写真芸術専門学校卒業。2009年、東京・清澄白河に自主ギャラリー「TAP」を設立。2011年日本写真協会賞新人賞、2015年さがみはら写真新人奨励賞を受賞。東京国立近代美術館、サンフランシスコ近代美術館に作品が所蔵されている。